株式会社ヴァリューズ | VALUES Consulting & Creation Group

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あおり事故報道後、検索ユーザーは3倍に高機能化で広がるドライブレコーダー市場

◆シニアほど高い関心、高収入世帯はメーカー名を指名検索
◆撮影方向に関する検索が増加


ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:辻本 秀幸)は、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、ドライブレコーダーに対する関心動向を分析しました。

一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の統計によると、2018年1-3月期のドライブレコーダー出荷数は約96万台。同4-6月期は約78万台と若干減少ながら、前年同期の42万台から大幅に増加しています。事故の証拠保全目的に加えてあおりなどの危険運転からの自己防衛、さらに撮影動画を趣味として楽しむなど、機能向上に伴ってドライブレコーダーの利用目的も多様化している模様です。ドライブレコーダーの主要ユーザー層や、今関心が集まっている要因を探ります。

分析概要

全国モニター会員の協力により、ネット行動ログとユーザー属性情報を用いたマーケティング分析サービス「VALUES eMark+」を使用し、ドライブレコーダー関連検索ユーザーを対象に調査。

※キーワード検索者数やサイト訪問者数はPCからのアクセスを集計し、ヴァリューズ保有モニター(20代以上)での出現率を基に、国内ネット人口に換算して推測。


考察サマリ

◆あおり事故報道を受け検索ユーザー3倍増

「ドライブレコーダー」「ドラレコ」をキーワードに検索を行ったユーザー数の推移を、eMark+のKeyword Finderから確認しました。2017年7-9月までは20万人程度で推移していたのが75.4万人と、2017年10月に急増していることがわかります。2017年6月に東名高速で発生した、あおり運転に起因する死亡事故の容疑者逮捕が、10月10日に各メディアで大きく報じられたことがきっかけと推定されます。

図表1 ドライブレコーダーの四半期出荷台数とキーワード検索ユーザー数(2017年7月~2018年6月) ※1

※1 ドライブレコーダーの四半期出荷台数は一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)による国内メーカー13社の出荷台数に基づく。グラフではそれぞれ直前の3ヶ月間の出荷台数を最終月に記載した。https://www.jeita.or.jp/japanese/stat/drive/
 


◆撮影方向に関する検索が増加

「ドライブレコーダー」「ドラレコ」とともに検索されたキーワードを、2016年7月からの1年間と2017年7月からの1年間で比較してみました。

メーカー名のほか、5位「前後」、8位「360度」、11位「後方」、12位「リア」など、撮影方向に関するキーワードの増加が目立ちます。
衝突事故の証拠保全のため車両前方の映像を記録することが中心だったドライブレコーダーですが、あおり事故報道で後続車や周囲の車両にも関心が向いたのでしょう。

図表2 「ドライブレコーダー」「ドラレコ」とともに利用が多い検索キーワード 検索ユーザー数
(2016年7月~2017年6月、2017年7月~2018年6月各1年の上位15ワードを増加数順に表示)


◆シニアほど高い関心、高収入世帯メーカー名を指名検索

検索ユーザーの属性を見ると、年代別では40代以上で合計3/4程度を占め、3割近くが60才以上。若者はそもそも車離れの傾向がありますが、いざというときの証拠保全に対する欲求はシニアほど高いのでしょうか。

図表3 年代別「ドライブレコーダー」「ドラレコ」検索ユーザー(2016年7月~2018年6月)


「ドライブレコーダー」「ドラレコ」とともに検索されたキーワードを、年代・世帯年収別に確認してみます。世帯年収600万円以上の層で目立つのは「ユピテル」、「コムテック」、「KENWOOD」、「ケンウッド」などのメーカー名や「360度」、「純正」、「レーダー」といったハイスペック製品を想起させるキーワード。比較的安価な「APEMAN」やスマホアプリによる録画と推察されるキーワードは年収500万円前後の層の利用が多く、高機能製品を求めるユーザーとは異なる傾向がわかります。

図表4 「ドライブレコーダー」「ドラレコ」とともに使われた検索キーワード
年代✕世帯年収別(2017年7月~2018年6月)


◆「ドライブレコーダー」関連検索前後の検索流入では、ECサイトが上位に。YouTubeなどもランクイン。

ドライブレコーダーに関心のあるユーザーの行動を、eMark+のKeywordFinder「指定キーワードランキング」で確認しました。キーワード検索10分前、10分後に検索流入で閲覧した上位サイトは、いずれもAmazon、価格.com、楽天市場、Yahoo! ショッピングといったECサイトがランクイン。これらECサイトは直帰率も低く、そのままお買い上げのユーザーも多いのでしょうか。Yupiteru、コムテック、KENWOODのメーカーサイトも上位です。
共起ワードに「取り付け」が多く使われている通り、ECで購入したドラレコは取り付けが心配です。Q&Aや車情報サイトが上位に入っているのは、そうした情報収集が含まれているようです。また多数ドラレコ動画や取り付けの様子が投稿されているYouTubeも使われています。

図表5 「ドライブレコーダー」「ドラレコ」検索前後に閲覧したサイト(2017年7月~2018年6月)

併用検索キーワードは、上位1-6位まで検索前後の違いがありませんが、検索前10分間に登場していた「レーダー」「レーダー探知機」は検索後10分間で姿を消し、代わりにコムテック製品「ZDR-015」、「ZDR-012」、また「APEMAN」といった具体的な製品名がランクイン。車情報サイトやQ&Aサイトで情報収集し、購入候補が決まったのでしょうか。検索前には使われていなかった「イエローハット」も13位に入っています。

図表6 「ドライブレコーダー」「ドラレコ」検索前後に検索したキーワード(2017年7月~2018年6月)


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本サービスで用いたデータは、当社サービス「【eMark+】Keyword Finder」を使用して、集計・分析を行いました。【eMark+】Keyword Finderは、特定キーワードの指定で、検索数ランキングと流入サイトランキングを表示。人気のランディングページや、検索曜日・時間帯のトレンドも把握できるので、SEO・リスティングのキーワード対策だけでなく、LPOやコンテンツの改善にも役立ちます。アカウントをお申込み頂ければ、簡単にレポーティングができるWEBサービスです。
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株式会社ヴァリューズについて

株式会社ヴァリューズは、マーケティングノウハウとIT先端技術を活用して、新たな市場価値の創造をサポートする、事業成長支援企業です。モニター会員の協力により、行動ログとデモグラフィック(属性)情報を活用した次世代マーケティング手法「VALUES eMark+」(ヴァリューズ イーマークプラス)サービス提供のほか、経営課題のコンサルティングから、課題解決、販売促進の支援まで、独自のノウハウとソリューションで多くの企業を支援しています。


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