あっという間に3月に突入しました。年度末で慌ただしくしている企業さんも多いのではないでしょうか。 忙しい中で最新情報のキャッチアップがなかなか出来ていない、という方はぜひこの記事でアップデート情報をチェックしてみてください。 記事では主要な情報をピックアップしてお伝えします。より詳細な情報についてはページ最後でダウンロード可能ですので、ぜひご確認ください。
1.Google広告のアップデート情報
Google広告のプライバシーハブに最新のリソースが追加
Google広告のプライバシーハブに最新のリソースが追加されました。
プライバシーハブとは、広告主がプライバシーに関する最新動向や情報を正確に把握しながら効果的な広告戦略を考えることを目指し、Googleが提供するサイトのことです。
公式ページでは、プライバシーハブで次のようなことができると説明されています。
・プライバシーに関する最新の動向と広告パフォーマンスへの影響を把握する
・プライバシー保護を考慮した効果的な広告戦略のための自社データベースの構築方法を学ぶ
・プライバシー重視の Google 測定ソリューションを導入することで目標達成につながった実践的事例を活用して、ビジネス戦略をレベルアップする
・Google 広告のプライバシー関連ソリューションについて、お客様と同業のマーケティング担当者の皆様からよく寄せられる質問への回答を得る
広告のプライバシー ハブでパフォーマンスをより効果的に測定する - Google 広告 ヘルプ
自動適用を希望しない場合は、「重複するキーワードを削除しましょう」が選択されていないか確認しましょう。
このチェックを外しておくことで、意図しない自動でのキーワード削除は防ぐことが出来ます。
2.Yahoo!広告のアップデート情報
2-1 推定コンバージョンの導入
各種規制により測定ができなくなっていたコンバージョンを推定し、広告配信やパフォーマンスレポートに利用することが出来るようになりました。
推定コンバージョンの導入により、これまで各種規制により測定が難しかったコンバージョンの推定値が測定されるようになります。測定できていなかったCVが可視化されるので、最適化向上や自動入札精度の向上などが期待されますが、
実績の変化や運用調整には注意が必要です。
参照:https://portal.yadui.business.yahoo.co.jp/agencyportal/30402014/
2-2 動画視聴経由のコンバージョンの広告配信等における活用
ディスプレイ広告(運用型)の動画視聴経由のコンバージョン(※)を、自動入札や広告の品質などに活用するよう変更が行われました。
※動画視聴経由のコンバージョンとは、動画視聴後に発生した、広告クリックを伴わないコンバージョンを指します。
媒体側でのテストでも、動画視聴経由のコンバージョンを自動入札に利用することで、コンバージョン数の増加などの効果が認められたそうです。今後、より自動入札制度が向上することが期待できますね。一方で、「推定コンバージョン導入」と同様に、配信傾向や実績の変化は注意してモニタリングしていく必要もありそうです。
参照:https://portal.yadui.business.yahoo.co.jp/agencyportal/30402017/
2-3 Yahoo!ファイナンスアプリのリニューアルとディスプレイ広告枠追加
Yahoo!ファイナンスアプリのトップページ、銘柄詳細(概況)ページのリニューアルが行われるとアナウンスがされました。
Yahoo!ファイナンスは金融商品を主軸とした、日本最大級の金融サービス情報サイトで、メインユーザーはおもに男性、また年齢40代以上のユーザーが多く利用しています。
今回のリニューアルに伴い、アプリ内におけるディスプレイ広告(運用型)のインプレッション数が約7倍に増加する見込みということなので、追加バナーの入稿など検討してみても良いかもしれません。
参照:https://portal.yadui.business.yahoo.co.jp/agencyportal/30406229/
2-4 スクリプトの提供開始について
Yahoo!広告でのさまざまな作業を自動化できるYahoo!広告スクリプトの提供が開始されました。
Yahoo!広告スクリプトとは、広告の入稿や設定変更、レポートの作成などをJavaScriptを用いて自動化する機能です。Yahoo!広告だけでなく、以下のような外部ツールやYahoo! JAPANのサービスと連携した設定も可能となっています。
・Googleドライブ、スプレッドシートと連携したデータ入力
・任意で設定した条件でメールやSlackのメッセージを送信
・Yahoo!天気・災害の天気予報データに基づいた広告配信
スクリプト内容の添削や個別対応などのサポートは実施されていないのでやや使用にハードルを感じる方も多いかと思いますが、サンプルスクリプトの用意はあるとのことなので、気になる方はディベロッパーセンターをチェックしてみましょう。
参照:https://portal.yadui.business.yahoo.co.jp/agencyportal/30406100/
Yahoo!広告 スクリプト │ Developer Center - Yahoo!広告
2-5 オーディエンスターゲティングの刷新について
オーディエンスターゲティングの刷新にあたり、「オーディエンスカテゴリーターゲティング」が「オーディエンスリストターゲティング」に集約されました。
実施日は2月20日(月)で、オーディエンスリストターゲティングに、オーディエンスカテゴリーをリスト化した「共通オーディンエンスリスト」が追加されました。
今後は、下記3種の共通オーディンエンスリストの中から、配信したい対象のリストを選択して広告グループに設定します。
・興味関心
・購買意向
・属性・ライフイベント
媒体側からのアナウンスによると、設定方法は変更になるもののターゲティングの基本機能に変更はないとのことです。
一方で、組み合わせて設定できるターゲティングの幅が増え、これまで出来なかったターゲティング設定、アカウント構成でより柔軟なプランニングが可能になるという変化があります。
例)「興味関心」と「ウェブサイト訪問ユーザー」のリストをOR条件で設定する。
今後Yahoo!ディスプレイ広告を出稿する際は、上記を把握した上でターゲティング設定の検討ができると良いですね。
参照:https://portal.yadui.business.yahoo.co.jp/agencyportal/30406424/
まとめ
以上、2023年2月の運用型広告アップデート情報でした。次月の更新も楽しみにお待ちください。
また本記事でご紹介した運用型広告アップデート情報は下記フォームから無料でダウンロードできます。弊社広告運用者からのコメントもチェックできますので、ぜひダウンロードください。
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